井戸端監視カメラ



邪道記念日。

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ホイル組作業というのは、
不思議と纏まって来るモノで、
今週末も千本ノック的ホイル組みイベント開催。


「最近ホイル組みをする店が減った」
という声を聞く事がチョコチョコあります。

技術的な習得が蔑ろになっている、
という風に語られる事の多いこの話ですが、
個人的な意見としてはチョッと違うのでは、と。

その理由としては当然、完組みホイルの選択肢が増えたという事がある訳ですが、
それよりも何よりも、ホイル組み依頼を真正面から受ける為には、
スポークの在庫を多種・大量に在庫する必要があり、
そのコストを考えると、ホイル組みに積極的になり辛いというのが一番なのかと。


そんな時代の中で、わらじを編む様にホイル組みしている弊店、
お陰さまでホイル組み依頼を頂ける有り難い毎日なのですが。
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「自らの強靭な意志による方向性」
でこうなったかと言うと全く違い、
流れに流され、気付けばこうなっている、
というのが偽らざる本音であったりするのです。


その原点を決めてくれたのは、
10数年前に勤めていた「ナチュラルサイクル」

一昨日はその社長の一周忌、
そして店舗リニューアルという事で、
パーティーに御邪魔してきました。

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自転車屋のリニューアルにも拘わらず。

売り物である自転車は隅に追いやられ、
メインの場所はステージとなり、
奥にはバーカウンター・・・。

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自転車屋としてはとてもとても邪道で、
「オマエ等!そんな事ばっかしてんと、
 もうちょい自転車屋としての能力を磨かんかい!」

と、先輩として言いたくなる所ですが。


「己にとって自転車屋とは如何あるべきか?」
というのを、前提無しで各々が考える、
それこそがナチュラルサイクルの伝統ですので、
今、こういう風にリニューアルした事はとても正しい。

自分がお世話になっていた当時は、まぁ恐ろしい程の自由主義で、
社長は滅多に店に現れる事は無く、バイト4名だけで各々の好きなジャンルを、
各々の好きな様に仕入れ、好きな様に触り、そして売るという混沌っぷり。

当時の事を指してさえ、ママチャリ屋なのかスポーツ屋なのか趣味屋なのか、
そのジャンルを問われても、答えるべき実像さえ霞む様な店でしたが、
更に割と伝統のあるこの店は、その野放し状態が永年続いた為、
時代と共に店のスタイル自体がブンブンと音を立てて変わり続けていたりします。c0189724_0301256.jpg


今、自分が自転車屋を好きな様にやれているのが、
ナチュラルサイクル伝統の完全放任主義に端を発するというのは絶対。

社長(と呼んだ事は一度もありませんが)は亡くなられましたが、
その方針は未だに受け継がれ、現スタッフなりのナチュラルサイクルが今日も営業中。
「自転車・音楽・酒」とキーワードだけ見ればチャラチャラ度濃厚ですが、
無責任で投げっ放しな状況にこそ、恥ずかしいまでに剥き出しな、
今の彼等が透けて見えるのではないか、と思われますので、
現ナチュラルサイクル顧客の皆様、将来への種となっている今を楽しんで下さい。

南無南無。
by kaleidocycle | 2013-02-11 19:35 | 無駄
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