自分の持っている車両の殆どには、
クランクブラザーズ(以下CB)のペダルが装着されています。
で、このCBのペダルは用途に合わせて数種の形状があり、その中でも幾つかグレードが。
チタンスピンドル!とかそういうのは置いといて、
ザックリ言うと
ベアリング機構の違いが大きな差。
廉価版は左のブッシュ仕様で、
ハイエンドになると右のニードルローラー仕様。
で、当然高価な方がより良い、と捉えそうですが、
案外そう簡単にも行かないのが人生の不思議。
スピンドルに対して、ブッシュは基本的に
面で接触し続けますが、
ニードルの場合は
点での接触になります。
この差が、加重が掛かった際のフリクションの差に繋がる
(んでしょうねぇ)のですが、
メンテを怠るルーズな使用条件の場合、痛み方に大きな差が出ます。
簡単な話、ニードルは錆もするしカジりもするので、
定期的にバラしてグリスアップをする事が必須となりましてですね。
それを怠ると、この様にスピンドルがこの様に。
こうなってしまうと、ベアリング交換だけではダメ、
スピンドルの研磨が必要になります。
反面ブッシュであればここまで傷む事も無いですし、
ブッシュの交換だけで大体問題解決。
クランクブラザースの美点の一つに
「整備性」というのがあります。
ベアリング周りだけなら、バラしてグリスアップして組んでで3分も要りません。
また、もし痛んだとしてもブッシュでもニードルベアリングでも、
数百円で補修部品が手に入りますし、交換作業も基本的にはとても簡単。
幸いにしてCB定番のネガである
「スプリング折れ」に遭遇する事も無く、
使い続けて、何だか最近ガコガコになって来た、そんなCBペダル愛用者の皆様。
それを「もう草臥れたね~」と捨てる前に
CBのリフレッシュ、是非挑戦してみて下さい。
え~、そんなどうでもいい事を書く本日、小雨のせいです。
ついでにこんなのの存在もアッピール。
・Phorm g/510 ¥1,890
俗に言うエルゴグリップ、
されど世に数多ある眷属と少々違う。
何が違うのか?
そう、此奴はバックスイープのデカい、
カモメハンドルなどに適したエルゴグリップ。
元々フラットな地形を楽に走る為の形状である、
カモメハンドルにエルゴグリップを組み合わせるのは、
なるべき様になった、という感じではあ~りませんか。
普通のエルゴグリップ代表として、
エルゴンGP-1(茶色)にお出まし頂き並べると。
掌の当たり面や、小指の掛かりなど、
確かに通常のエルゴグリップと違いますね。
まぁエルゴグリップってのは
トッツァン臭い上、
きっちりフィッティングせねば、
案外役に立たなんだりする存在ですが、
反面、やる事やれば当然便利なモノです。
現在カモメハンドルの楽さを享受しており、更なる快適を求めるトッツァンを自認される方、
¥2,000以内でその楽さを加速させるグリップがある事、知っておいて下さい。
自分はまだまだトッツァンでは無いと思っていますが・・・、
グリップはトッツァンでええですわ、楽ですもん。