井戸端監視カメラ



マージナル。

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雨です。

ビチャビチャに濡れて嬉い、なんて人は少数派で、
殆どの人は雨だと外に出るのが億劫になり、
自宅でジッと過ごす事が多いのでは無いでしょうか。


まぁ斯く言う自分も、雨の日は外に出る事無く、
屋根の下の安全地帯で、脳内旅行をする事を、
何よりの楽しみにしておりまして。

正月休みの間は布団の中に潜り込んで延々と本を読み耽り、
うとうとするとそのまま眠り、読んでいた内容に影響された夢を見る、
そんなのがとても面白い娯楽であると感じております。

子供であれば「本を読む=賢い」などという都合の良い図式に守られ、
単なる快楽主義的娯楽なのに、何故か褒めて貰えたりするのですが、
往々にして子供の頃は本が嫌いで、オッサンになるに従い本を愛す様になる、
これは一体如何なる摂理に基づくものか?


この本と言うのは基本的に消費物でありまして、
数多有る作品の中でも、自分が興味を感じる物は一部であり、
それを探し当てるというのは、面白い反面、時に行き詰る事屡。

例えば自分なぞはジャンルでは無く、面白いと感じる作家先生を軸に拾って行くのですが、
作品群を消費して行くと、やがて新作待ちに陥り、
「次は・・・誰の何を読もうか・・・」となってしまう訳です。

で、年末に一気に収穫&消費をした結果、
年明けの今、弾不足状態になり窒息しそうな危険が。


そんな危機的状況を解決してくれる、素晴らしいモノを手に入れてしまいました。
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雑誌「マージナル」
まだ本などに全く興味の無かった中学生の頃だと思いますが、
偶然本屋で手にした一冊の、表紙に並ぶタイトルのあまりの怪しさにドキドキし、
少ない小遣いを叩いて買った記憶があるこの雑誌。
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1980~90年代の雑誌なのですが、
フと思い立って調べてみると、
未だにバックナンバーがある事を発見!
即、あるだけ取り寄せてみた今回。

どうですこの表紙!
並べると何の雑誌か判別不能。

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「マージナル=境界」という名前の通り、
何かの専門誌というモノでは無く、
編集者の琴線に触れる様々な物事の、
中央では無く境界を丹念に綴って行く、
そんな紙面はバラエティー色豊富にも程がある。

連載記事が「首塚をゆく」とかですからね・・・。


京都発地下自転車フリーペーパー、
「ビチクレティスモ・デ・ラ・アナルキア」
に通づるモノがあります。

俗に言われる所の「サブカルチャー」という奴ですが、
ややもすれば馬鹿馬鹿しく見えるタイトルに対する、その内容の密度は、
まるでフルリジッドバイクの様なタイトな読み応えがあり、
このの様なモノは、簡単な記号での括りを跳ね除けるに充分。
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このマージナル、現代書館という比較的小さな出版社による出版物なのですが、
「昔だからこれだけ面白いモノがあった」というのではなく、
きっと今でも本屋の片隅に、同じ位面白いモノが埋まっているはず。

無限に広がる本の海を行く高揚感に浸りながら、
マージナル、有り難く堪能させて頂こうと思います。
by kaleidocycle | 2013-01-14 22:53 | 無駄
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