あ~しばれるなぁ・・・。
と言ってみたい様な雰囲気ではありますが、
12月2日午前8時、まだ案外行けます。
下りで寒風に晒されるロードはともかく、
ダートトレッキングであれば、
まだアウターシェル無しでも行けたり。
痩せ我慢?バカ仰い。
溜め込んだ体脂肪に護られたラヴボディーは、
こんな気温程度では突き崩せませぬぞ。
ま、痩せ我慢ならぬ
「肥え余裕」ってヤツです。
肥え余裕が本当か如何か?
知りたい人は手当たり次第喰うべし喰うべし。
寒さに強くなると、冬のトレールが堪能出来ますよ。
と、太る事の勧めとかどうでも良いですね。
そんな事よりも、本日仕上がった一台をご紹介させて頂きまっしょう。
恐らく・・・と言うか確実に、自分が販売した中で最も多いであろう車種。
「Fatties Fit Fine」という、「デブ用です」とも「太いタイヤがバッチリ」とも取れる、
何ともよく分からん標語に首を傾げ続けて、はや十数年。
Surly、永遠の屋台骨
「クロスチェック」です。
モニターで正しく色が見えるか微妙ですが、
クロスチェックの
最初期カラーをイメージして塗ってみました。
ん~、懐かしいですねぇ~!画像見て悶えてる人も居るんじゃないでしょうか。
(因みに初期カラーブラッディーレッドはロットにより2色あるんだぜ!)
しかし。
普通に再現しても面白くない。
なのでラメ入り、と言うか、
赤のフレーク入りです。
赤に赤を被せる、
この地味派手さ加減。
この一台、完成車をベースにしているのですが、
フロントはダブルではなく
トリプルに変更。
クロスチェックって、その性質というか、
目的を考慮したら
「トリプルの方が良いじゃないか」、
と個人的には思うんですけどねぇ。
完成車は未だにダブルで突き通してます。
気合なんでしょうか?それとも不要と考える故か?
ま、軽いギア欲しけりゃ勝手に変えなさい、という事なんでしょうね、多分。
あと、野暮ったいにも程がある、
デフォルトのステムを外し、
日東のスチールステムに。
それをフレーム塗装と同時に、
車体と同色で仕上げる、と。
売り物を勝手にいじくり回してゴメンナサイねぇ、
でもこうすると個人的にグッと好みになるんです。
その他チョコチョコ変えて、ジャン!完成~!
チョッと手を加えるだけで、とても良い感じになるんじゃないか、と個人的に。
完成した姿を眺めてると、改めてクロスチェックって良いなぁ~と感じ入ってしまいます。
色々な意味で、もっと良い車両なんて幾らでもあるんですけどね。
それでも、このクロスチェックが出た時はとても先を走って居る様に観じ、
その後、他社の製品や自転車業界全体に少なからず影響を及ぼした訳で。
最初の一台としても良いのですが、色々な自転車を味わった後、
行き着く「普通の自転車」として、良い一台だと思ったりします。
因みにこの一台、当然売り物です。
後日記:完売致しました!
サイズは52、価格は
¥ホニャララ、殆ど完成車の定価です。
パーツ代とか塗装代とかは、勝手にやった事なのでサービス。
アラジンストーブの様な、ジッポライターの様な、スーパーカブの様な、
永遠の定番へと化しつつあるクロスチェック、気に入って頂ける方に是非。