あと数分で連休も終了。
町内の体育会をこそっとパスし、
自転車跨り山を走っていると、
遠く山の向こうから体育祭の賑わいが、
風に乗って微かに聞こえて来る。
そんな秋の空気で御座いましたな。
なのに自分はと言うと、
組み替えたばかりの欣求号が何かおかしい。
パカパカとバラしてチェックして行くと、
ホイルのフリーが傷んでおるではないか・・・。
この最高の気候の中、殺生なり~!
しかし!捨てる神在らば拾う神あり!
と言うか、別々の時期に製作を開始したロードフレームが、
何故か2台ともほぼ同じ時期に仕上がって来てしまい、
レストランで
肉料理と
魚料理を同時に出された様な、
何と言うか・・・勿体無い感を感じていたのですが、
肉料理の焼け具合がレア過ぎたので、焼き直して貰う事になったので、
魚料理があってくれて良かったと、幸せに思う様な感じの・・・。
何のこっちゃ。
まぁとりあえず欣求という肉料理が喰えぬこのタイミングで、
魚料理たる
「Hobo」が塗り上がって来たと言うこの幸い!
わぁ~!上がって来たど~!
自分のよりも後に製作した、お客さんの分の方が先に仕上がってしまいましたが、
やっと、正式に、「コイツがHoboであります」とお伝えする日が来ました。
しかも今回は塗装がスペシャル、
漆問屋の若旦那のご好意で。
う
る
し
漆の焼付け塗装という、The日本な仕上がり。
漆って金属に塗れるんですねぇ、
正直、考えた事も無かった・・・。
そんな訳で、今朝も軽く一丁テストライド。
Hoboはロードと言えばロードです。
ジオメトリ的には非常に真っ当なロード。
なので、ハンドリングはニュートラル、
ダンシングで振った感じもニュートラル。
非常に普通なクロモリのロードです。
しかし、そこに
太いタイヤが履ける、
という要素を加える事で、
その存在は普通のロードという枠から、
少~しはみ出して来る。
自分のHoboには28cを履かせております。
なので、23cの様な軽快な動きは見せません。
その差の分、スプロケをロー27tと、
軽いモノを選ぶ事で、体力的負担を埋める、と。
すると、体力的負担は埋まりますが、
速度自体は当然低下する訳ですが。
それが嫌かと言うと?
嫌でもない。
と言うよりも、速度の低下を生む事が、
周りの風景や、漕ぐ感触を楽しむ余裕となり、
そこに28cの乗り心地が重なると・・・、
素晴らしい。
休憩などする必要を感じない程、ずっと乗って居られる事のありがたみ。
しかし、己の車両を眺めたいが為に、敢えて休憩してしまう程の立ち姿。
更に、道路の上だけでなく未舗装路も、
ユルユルなら普通に走れるという自由さ。
ロード一気に2台も出来てしまってどうすんの?
と、自分でも思わん事も無いのですが。
実際に乗り比べると、当然全くの別物で、
Hoboは、世間一般で言う所のロードでは無く、
本当の意味で、言葉通りの「ロードバイク」、
と言って良いのか分かりませんが、まぁそんな。
しかも、23cを履けば完全に普通のロードにもなれるというこの美味しい所取り。
「ガキみたいだね」と言われるのも嫌だけど、
「ジジイみたいだね」と言われるのもまた。
そんな
大人スポーティーなHobo、手前味噌ですがコイツは良いと言い切ってみます。
ついでに、大人的グッズを幾つか。
最近、朝晩は結構冷える様になって来ました。
で、何着て走りに出るか?悩みますよね。
ロングスリーブ出すか?でも暑くなったら嫌だし。
ならば
アームウォーマーじゃないでしょうか?
アームウォーマーなら、寒ければ着ければ良いし、
暑ければ外してバックポケットにポン、と。
で、試してみたいとなったなら、
ディフィートのアームウォーマーがお勧め。
・ディフィート ウールアームウォーマー ¥4,200
靴下でお馴染みディフィートから、
ウール仕様のアームウォーマーが登場です。
ウールベースなので、ポリ系の製品よりも、
遥かに保温性が高いだけでなく、
立体的な編み物ですので、
汗を吸った分の蒸散も優れており、
「普通にしていれば暖かく、
汗をかけば涼しくなる」
という能力はさすがウールってなモンです。
また肌触りが良いという事に加え、
長さが結構長めなので腋近くまでフォローでき、
ズレ落ちてくる心配も無い、という美味しい話。
色も地味&使い易いチャコールグレーですし、
コレは大人にお勧めしたい、と使用者である自分はお勧めなのです。
あと大人と言えば
「カスク」。
帽子以上、ヘルメット以下、そんな存在のカスク。
重量が軽く、装着感が少ないのと、
風通しが良い事から、ツーリングには定番ですが。
ガッツリ走る!というのでは無く、
ざぁーっとサイクリングをするというなら、
非常に快適な装備であると言えます。
で、現在カスクといえば、
リンプロジェクトのカスクが定番。
そんなリンプロのカスクに、
グレーxブラックという、限定の新色が登場。
・リンプロジェクト レザーカスク
¥12,600
色々な色がラインナップにあるものの、
実際被ってみると・・・黒一択だったり。
しかし、このグレー&ブラックであれば、基本的には黒の印象を残しながら、
チョコットだけ洒落た感じが出せるかな、と思ったり思わなんだり。
以上3点、Hobo・アームウォーマー・カスク。
この3点と秋の気候ってのを重ねて妄想したなら・・・。
気付けばきっと行き先を考えている自分が居る事でしょう。
少なくとも自分は、明日何処へ行こうか、それを考えながらコレを書いていますぜ。