「明日は早く起きよう、早く起きよう・・・」
そう呪文の様に唱え、自らに暗示をかけた成果か。
パシっと目が覚めた午前5時。
「早過ぎる・・・」と二度寝をして、
再び起きれば外は好天。
365日の中で一番過ごし易い日、
というのは恐らく今日の様な日なのでしょう。
実に最高です。
そんな気候の中ですから、
恨めしいあの峠を上る事も、
結構苦にならず、スススっと上れたり。
まぁロードの人の倍くらい時間掛けて、ですが。
小一時間も上り続けるとそこは峠。
その峠から脇に伸びるダートへ入り、
バッグの中身をガッシャンガッシャン言わせながら、
麓にある秘密基地に向かう。
ガッシャンガッシャンの音の元は、
パニアに詰めたタイルと、
フレームバッグに詰めたモルタル、
その他諸々、詰め込みまくり。
下りきった辺りで見えて来るのが、
建造中の我らが秘密基地
「補陀落山荘」。
今日も管理人ノブと、
大工担当アニキが早くも作業中。
自動的に、自分は遅刻という形に。
しかし作業は、自然と分業制となっている為、
自分の為すべき事をすれば良し。
そんな自分の今日のお題は!
薪ストーブの台座の、
割れまくっているタイルをハツって、
左官ごっこして、貼り直す!
でっきるっかな~でっきるっかな~♪
横で巧みにチェーンソーを操り、
ドンドン作業を進めるアニキの邪魔をし、
段取りの指南を受ける。
結果。
今日出来る事は何も無い・・・と。
そう、自分の行動に計画性など何も無い。
良くないかもしれないが、仕方ないとも言う。
他にする事を探してみるモノの、
プロの大工であるアニキの邪魔をしない事、
それがまず大前提。
なので、どうでも良い作業をチョロっとした後、
ふと現れた冬眠上がりの蛇を突付いて遊ぶ。
等と無駄な事をしている間にも時間は過ぎ、
気付けば空井戸サイクル開店時間まで、
もう幾らも無い事を時計が示す。
「何しに来てん!」という話であります。
ただその答えとしては、仕事をしに来たのではなく、
遊びに行くべき場所に遊びに行った、
それが正解なので、コレでまぁ良いのではないか、と。
下りてきたダートとは違うダートを、
再び上り返して尾根へ出て、
一目散に市内へ帰る・・・なんて事は無く。
「ええ天気や~」と呆けながら、
尾根から遠くに覗く琵琶湖を眺めたり、
鹿の角やカエルの卵を探したり、
ジリジリ上る際のトラクションを楽しんだりして、
市内へ下り着いた時には、既に開店時間。
という訳で、本日も一時間ほど遅刻し開店が遅れました。
上記の様に、のっぴきならない事象があった事、
ご了解頂くと共に、ひらにご容赦頂ければ幸いです。