井戸端監視カメラ



不倶戴天とまでは行かねども。

本屋」という場所が好きです。
中でも、雑誌・文庫・コミックを一緒くたに並べるのでなく、
文庫だけをフロアを分けて並べる店が特に良い。

BGMは存在せず、話し声も、携帯電話の音もせず、
ただ、店内に居る人の咳払いや、衣服の擦れる音だけが、僅かに広がります。
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棚を眺め、ジリジリと移動し、
他の人と見る棚・立つ場所が被りそうな時、
そんな時は、お互いに微妙に場所をずれ合う。

完全なる他人ではあるが、
お互い、どの様にすれば都合がいいのか、
黙秘の中の阿吽がある様に観じます。

この阿吽の呼吸による互いの確認、
それを「大人」というのか、
なんて思ったり思わなんだり・・・。

同じ場に、幾人かの人は居る訳ですが、それでも、一人一人が「独り」で居れる、
その快適性が、現代において稀有な魅力なのです。



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小学校低学年の頃、通信簿に、
協調性に欠ける
という言葉を貰った事があります。

未だに、協調性の何たるかは、
分かっていないかもしれませんが、
恐らく、大勢の中に身を置く際の柔軟性
みたいなモノを指すのではないかとは思います。
そうであれば、協調性は有るに越した事は無い、
あれば便利なモノでしょう。

しかし、何も「大勢」対「自分」という構図が、人生に必須だという訳では無い。
それよりも「他人」対「自分」という、一対一の確認作業、そっちが当然先で、
もし、人様のやる事・成す事に対し、やれコウだ、あれが何だ、と、
単純なエゴイズムに基づき平均化を図って行く事を協調性と呼ぶのであれば、
協調性なんてのは、実にクソッタレです。

当時は協調性の意味も分からず、良い事なのか、悪い事なのか、
それさえ分かりませんでしたが、今思うと、先生はよく観ていたのだなぁ、なんて。


皆で同じシーンを作っている」なんてのは悪い冗談にしか聞こえません。
偶然擦れ違う「」ってのも良いモンですが、
やはり人は独りで生まれ独りで死んでしまう訳で、
一番自然な「独り」を楽しめる風であれば、本当にそう思わずには居れん、
そんな人混みの世の中であります。
by kaleidocycle | 2010-11-21 21:03 | 無駄
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