山も紅葉が始まっ・・・てないんですが、
人口密度は加速度的に増しておりますな。
山ガール、山ボーイ、山ジジ、山ババ、
更には山幼児と、一通り揃ってワッショイワッショイ。
週末だけでなく、平日も山人気は増しており、
のんびりとMTB乗る為には、
少し遠めの山を目指さねばならぬ、
そんな時期、皆様如何お過ごしでしょう。
自分はと言いますと、一通りの完成をみた
メロウに跨り、ご機嫌さんで御座います。
しかし、色を塗る前と、塗った後ではやはり印象が違い、
注し色の具合にどうにも違和感が・・・。
「コレで良いのか?違うのではないか?」と煩悶もしていたり。
まぁ他人様から見れば大馬鹿な話です。
で、本日はその煩悶ポイント(ハンモンテン)についての小解説を。
「
クランクブラザーズ(C/B)」というブランドをご存知でしょうか?
C/Bというと、大体の人は斬新過ぎるペダル「エッグビーター」を、
思い浮かべるのではないかと思います。
そんなC/B、ペダル以外にもステムやシートポスト、ポンプに工具と、
結構色々製品を出しており、それぞれ中々に面白い特徴を持っているのですが、
その中において、微妙~に存在感の薄い製品「
ヘッドセット」。
・クランクブラザーズ アイオダインSL
見た目はC/Bっぽく、モダンなデザイン。
カップの素材が
ステンレスというのも、
非常に珍しいですな。
しかし、このヘッドセットの最大の特徴は、
実は見た目や素材では無いのです!
その最大の特徴とは「
スタックハイトが低い」と言う事。
スタックハイトというのは、要はヘッドセットの厚みの事で、コレが異常に低い。
例えば、高級ヘッドのベンチマーク「
クリスキング」は、
スタックハイトが高い事で知られ、上下合わせて約32mm程。
ケーンクリークの「
110」で約30mmだっつーのに、
このC/Bのヘッドセットは、なんと約
21mm!
つまりですな。
例えば、昔使っていたあのフォークを、今使っているこのフレームに使おう!
となった時、合わせてみて「
・・・コラム足りひん。」そんなあるある状態の時。
このヘッドを使う事で、最大10mm程度埋め合わせする事が出来てしまう!
・・・ピンと来ませんか?
大丈夫です、ピンと来ないという事は、平穏な人生だという証拠です。
反対に、ピンと来る人は「
はうあっ!」となるのではないでしょうか。
そんなコイツ独自の便利性は勿論、
見た目もやはりとても魅力的であり、
特にこの
外径の小ささは、
カタログやWebでは伝わらないポイント。
如何ですか!
細い鉄フレームにつけても、このスッキリ感。
まるでインテグラルの様です。
ラインナップは、・XC用の
コバルト
・AM用の
アイオダイン
・DH用の
オピウム
・より頑丈用の
セイジ の4種。
其々にステンレスカップの「
SL」と、スチールカップの「
C」というグレードがあり、
価格はSLが¥14,000、Cが¥9,400となってます。
自分も、己で使おうと考えるまで、C/Bのヘッドセットについては「?」でした。
代理店さんに魅力ポイントを聞いても、いま一つ明確な回答は得られませんでしたし。
良いヘッドと言えば、キング、ケーンクリークという定番を選ぶのが普通でしょうが、
以上の様に、クランクブラザーズのヘッドセット、見落とすには勿体無い逸品です!
クランクブラザーズのヘッドセット、知っておいて損はナッシング。