本日もエライ天気でした。
曇りで始まり、気付けば青空、
倉庫に頭突っ込んでゴソゴソして、
出て来ると今度は雨。
ため息混じりにお茶を飲み、
また外見れば、晴れてたり、
忙しない事、この上なし。
外に出て空を見上げると、
北西に濃厚な白い雲。
「まだ荒れそうやな・・・」等と、分かった様な顔してみたりしている内に、
今度は大風が出て来、テント飛びそうになって、泡喰ってましたが、
その風に乗ってか乗らずか、一人のお爺さんがやって来ました。
お爺さん、ってのは失礼か。
でもまぁ見ただけならお爺さん。
しかしてその正体は、
なんと「テクノ南海」の会長さん。
聞くと、最近の自転車について、
色々見て回って居られるとの事。
御歳七十余歳、正に自転車業界の生き字引。
中々聞けない、色々な話を聞かせて頂きました。
昔、キット売り方式だった自転車が、完成車売りになったその経緯。
はたまた、日本のディレーラ黎明期において、南海も挑戦した事や、
市場開拓で、海外に出掛けて交渉した事などなど、
なるほど!と思う話から、ホンマかいな!と思う話まで、これぞ正に戦後自転車史。
テクノ南海と言えば、BMXにおいて絶対的市場を持つ、
日本が誇る自転車部品メーカーです。
その絶対的基盤を持つ会社のトップが、
何故こんな小さい店にまで足を運んでいるのか?
それは恐らく「現状に甘んじない」という想いの為。
自分達の製品造りを必要としてくれる人が、
何処かに居るのではないか?
居るとすれば何処に居るのか?
また、何を求められ、何をすべきなのか?
休む事無く、前へ前へ突き進んで行くその活力の眩しさ。
昨日の休み、一日布団の中で寝ていた自分が恥ずかしくなりました・・・。
不況だナンだと言ってんと、気張らなならんね!ホンマ。