久し振りの雪です。
こんな日は、何も無く暇な一日。
誰もがそう思っていたはずの一日。
しかし何故か自分はテンパっていた、
そんな一日。
自分は、そんな冬の日の前日、前々日と、
暖かな和歌山に居ました。
和歌山は和歌山でも、
沖に黒潮流れる、鯨の町
太地。
昨今、嫌でも耳に入って来る「捕鯨問題」について、
何もかも分からん事だらけなのが、
あまり気分が良く無いので、少しでも知りたい。
なんて事ある訳も無く、
ただ、暖かい所へ行きたいという、
そんな衝動から向かった次第です。
京都から借り物の車を運転する事約5時間。
下手すればグアムより遠いかもしれない町。
到着したのが昼過ぎという事もあり、
まずは、鯨を喰う。
お造りは、何を選んで良いのか分からないので、
確実に旨いと感じられるであろう、鯨カツをチョイス。
味は、牛肉に近いけど、やはり何かが違う。
何が違うって言うと・・・よく分からないけど、
やっぱり違う。
でもビフカツよりも安いので、
どちらでも喰えるならどちらでも良い。
腹が膨れた後は、
太地町のメインスポット
鯨の博物館へ。
大きな鯨の骨格標本や、
鯨各部のホルマリン漬標本、
そして捕鯨の色々を開設した資料などあり、
世間で色々言われている事の、
アウトラインが薄ボンヤリと、
見えた気がした様な・・・。
久し振りの好天の下、数名の老人と並び、
クジラショーを見てみる。
鯨とは名ばかり、そこで芸を見せるのは、
イルカとジャンル分けする方が自然な生き物。
でも顔は怖い。
鯨喰ったり、鯨見たり、鯨可愛がったり、鯨買ったり。
太地、何か変な感じのする町でした。
捕鯨が是か非か。自分には無関係に等しいです。
もっと言えば、あらゆる人々、殆どに無関係です。
そして残念ながら、賛成派・反対派・調査捕鯨容認派、其々の意見は、どれも明確さに欠き、
なるほど!と言わせる意見は何処にも見つけられません。
穿った見方をすれば、全て行きつく所、悪い遊びに見えたのです。
捕鯨が
日本全国の文化だとは思いませんが、太地の文化では確実にあります。
捕鯨の是非という大きな潮流の中で、置き去りにされてしまった鯨の町の路地は、
燦々と南国の日差しに照らされ、余計に浮かびあがって居り、見る程に寂しげでありました。
「落合博満野球記念館」がありました。
入館料は¥2,000。