台風一過と言っても、市内は何の変化も無くて、
ただ、寒い、妙に寒い、それだけ。
しかし、山の中も同じとは限らない。、
道が落ちていたり、木が倒れ通せんぼしていたりして、
MTB遊びの邪魔になる様な事になっているかもしれない。
だから、偵察へ。
少し静かな辺りまで来ると、
風で落ちたと思しき杉の葉で、
道の茶色さ2割増し。(平常比)
台風が10回位連続で来ると、
アスファルトはやがて、
地層の一部と化すかもしれない。
なんて事はまず無い。
舗装路が終わると、
路傍にアケビがごろり。
掴んで見ると、
蟻がせっせと食事中。
根を張れよ、とばかり、
川向うに放り投げて後、
「あ」と思う。
蟻は巣に戻れるのだろうか?
戻れないだろうなぁ・・・。
すまぬ、蟻。
その地で栄えてくれ。
秋だから。
栗が落ちるのは当然。
それに加え、大風吹いたモンだから、
栗の木の下は、
栗栗栗の栗ベルベット。
ここでプロレスごっこをしたら、
デスマッチやね。
山の上ってのは、何でこうも気分良いでしょうかね、ほんまに。
顎を上に上げて視界が広がって行くに従い、
世界の上下は入れ替わって、スカッと広い空に自分が居る様に思えるからか。
そんな事置いていたとしても、秋の空は良い。
豪快に伐り倒された杉。
勿論、コレは台風の所為では無く、
人が伐り倒して、
運ばれるのを待つ分。
林業に特に興味がある訳でなくとも、
京都でMTB乗るからには、
気にせずには居られない林業。
今の日本の林業は・・・大変らしい。
放置される人工林がとても多いそう。
だから、こうして伐られた木を見ると、
やや嬉しい気分になる。
木の精に呪われようとも嬉しい。
そんな現場の横に落ちていた缶。
「ハスクバーナ」
オートバイに乗る人間であれば、
この名前から連想するのは、
とても厳ついモトのはず。
でも山の中では、
とてもメジャーなチェーンソー。
仕事を助ける使える野郎。
いかついだけじゃ、ないんやね。
まぁそんなこんなで、此方の林道、台風による被害無しで御座いました。
異常が有ったとするなら、
この、ギリギリのバランスで、
岩の天辺に乗っかっている丸太。
恐らく台風の雨で水嵩が増した時、
流されて来て、何かの拍子に、
バランスよく乗ったのでしょう。
落ちて流される所を見たい。
いや、流されぬなら、
流してみようホトトギス。
川に降りて棒で一突き!
でも、誤って自分が流されると大変なので、
石でも放ろうホトトギス。