台風が本土に迫る中、神戸での展示会を覗くべく、
カウンターパンチの如く西に向かう。
電車は止まるかもしれないし、車は持ってないしで、結局いつも通り。
そんな大層に濡れる訳やないやろうし、
風も言う程吹いてないし、
大体、パッと行ってパッと帰りたいし、
帰りに寄らなならん所もあるし・・・。
って、全て言い訳。
ダイヤの乱れで殺気を孕んだ電車に2時間も揺られるのなら、
高速道路で小一時間、肌打つ雨にジッと耐える方が好みというだけ。
まぁそんなこんなで、中途半端に濡れて到着した会場で見たモノとは!
これでもか!な、新LEDライト。 ガイコツ型の「スカリー」
眉間に皺が寄って居るのがとてもステキ。
でも参考出品の為、販売されるかどうかは今回のショーの反応次第だそうな。
さぁ!ミンナで呼んでみよう! 「スカリーーっ!」 ・・・声が小さい!
こっちならもっと呼ぶ声も大きいのか、
エルゴンの新製品、
「バイオコルクシリーズ」
見た目はコルクっぽいですが、
パッと握った感じは普通にゴムです。
チョッとザラザラするか?位。
なので、一般的コルクグリップの様な、
割れる心配もありません。
エルゴンのグリップは、
とてもよく出来ているのですが、
見た目が完全にワントーンなので、
使いたいけど似合わない、
そんな事が多々ありました。
その弱点とも言えるポイントを、
打ち消す為の刺客 バイオコルク。
個人的にコレは欲しいです。
が、コレはコレでどの自転車に付けたら似合うのか、悩んでしまいます。
選べるからと言って、何にでも似合うか?というとそうでも無さそうな、UNEXのカラーローター。
色が選べるとか言う事よりも、一枚¥2,800とリーズナブルな価格で、この凶悪な形。
ローター径変更の際に「パンチが欲しい!」と思うなら効果大。
ただ、色の選択を間違えると、ピエロになりそな不安も大。
いや、失敗を恐れる事無かれ。違うとなれば、色を剥がしてステン地に。
いやいや、色はどうし様も無いから存在価値が有るんだ、というのであれば、
色スパイダーサドル。
今まで、
「無かった方がおかしい」
と言うのが正しい。
そんな色スパイダーサドル。
皮もアンコも無い、
骨だけのサドルですが、
意外にも身もあります。
座って気にいってしまうと・・・「サドルは・・・もしかしてコレで良いんじゃないか!」
と思うかもしれません、でもそれは勘違いです。
表皮にもアンコにも其々絶妙なる意味があります。
しかし、時にそれらが必要無くなり、
結果スパイダーの様なモノが理想であると言う状況も起こり得ります。
つまり、「あなどるなかれ」って事です。
まぁそんなこんなで、色モノの展開華々しく、年々明るさを増す展示会場ではありますが、
「自転車ブーム!」という割には、何故か、気の所為か、勢いをあまり感じません。
「それは無いやろ~!」みたいな、驚き・予想外な何か、そう言うモノが少ないなぁ、なんて。
小学校の頃、絵や習字の時間に、チマチマ丁寧にかいている子に対し先生が、
「まず濃くかけ!」「太くかけ!」「塗り潰せ!」なんて言っていました。
今なら、その時の先生の気持が少しわかる様な気がします。
ただ、小学生時にそう言われた自分は、
「勝手な事言ってくれるなよ~、段取りが有るんやこっちにも・・・」
なんて風に考えていた事を想うと、「いや、コレで良いんだ、着実に着実に」
そうとも思います。
どやさ。