井戸端監視カメラ



如何。

今週末は、長野県王滝村で行われるMTBレースと、
美山町で行われるロードバイクレースとが控えております。
だからかでしょうか、京都北山、平常時よりも駆ける自転車が多めの速めです。



いつも自分がヒィコラ言いながら上る峠道を、
壁を登る蜘蛛が如く、シュッシュッシュッと上って行くロードバイクを見て、
カッコいいなぁ、と憧れてしまいます。

が、憧れは憧れなので、爆発的踏力で踏み抜かれた道を、
自分はスローモーションの様に、
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ジワリジワリと上るのです。



こんな走り方、ジジ臭いなぁ、とか、トロ臭くて恥ずかしいなぁ、
なんて思う事も、やはりあります。

ただ、じゃぁ普段からトレーニングしてるか?と言うと全くしてないし、
速くなりたいか?と問われれば、まぁ程々に、とかその程度だしで、
ジジ&トロな自分と言うのは、己の望んだ形そのものなのですから、
冷静に鑑みるに、まぁこんなモンか、ってなモンなのです。



なら、何でこんなしんどい思いしてまで峠道を上ってるのか?と言うと、
あくまで自分にとっては、なのですが、
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「あぁ、さっき居た所がもうあんなに小さくなっている」
こう思う時の感覚、それが随分多くを占めるのです。

この思う時の「さっき」と言うのは、峠に取り掛かる前の、
しんどいの嫌だなぁ、と思っていた時の事でもあります。



終わってしまえば、無かったのも同じ事。
そして、そのしんどさの揺り返しとして、
峠の向こうで待つ様々が、より色味を増すのです。
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菖蒲の隙間から沸き立つ蛙の大声。
山の向こうから聞こえてくるメロディーバスの不安定な音。
会釈に微笑みでかえしてくれる限界集落の住人。
山から降りてくる胡椒の様な香り。

全て、大した事ではありません。
でも、それを楽しめる、大した事無い事を楽しみに出来るというのは、
これ中々に大した事です。



速く走れればより気持ち良いだろうし、
距離を伸ばして行動範囲広げたいし、
可能なら一日中休まず乗っていたい。
どれも、そうであればホントに良いなぁ!と思う事ばかり。

ですが、速く走れなければ楽しくない、遠くへ行けなければ楽しくない、
というのは全く違います。
それらは楽しむ事の絶対要素では有りません。
では、楽しみの絶対要素とは一体何なのか?



そんなモン、きっと人其々、バラバラでしょう。
だから、自転車は一人乗りなのかもしれません。
by kaleidocycle | 2009-05-27 18:01 | 無駄
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