井戸端監視カメラ



長期休みの使い方例。

ゴールンデンウィーク、ついに始動。
楽しく過ごしてますか?

自分はゴールデンウィーク一歩先取り、
個人的趣味である原発観光へ行って参りました。



田舎道走るも、田舎道らしからぬ車・単車・自転車・人・犬の群れ。
群れから離れたい、そんな願いを叶えられたのは海へ出てから。
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道が狭い、という理由は人を遠ざける。

田舎へ行きたいという都会人。
けれど、苦労してまで田舎へ行こう、
そんな人は少ないらしく、
離合困難な道を抜けた半島の先には、
棚田の向こうに映る、
船の浮かぶ湾の泣きそうに美しい姿。

呆ける様にジッと見入る。
何か重要な情報があるかの如く、
吸い寄せられて、ただ見入る。

掛けた時間以上に価値の有る風景。
そう思うから、此処に来る。






打ち捨てられた工場の中に、
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勢い燦然と輝かす、
自衛隊広報。

この様なモノを、
違和感をもって、
捉える自分と、
この様なモノを、
日常の労働の中に、
据えていた、
今は居ない誰かと。

その距離を想う。





本来は穀物を貯蔵するサイロ。
遠くから見た事はあるけれど、打ち捨てられて初めて内部が見えるという不条理感。
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FRP製と思しき天井から注ぐ、
セピアな日光の変性物は、
偶然、気軽に、そんな風に覗く、
不躾な気持ちを吸い寄せて、
此処へおいでと、柔らかく誘う。

脳裏に浮かぶは「砂の女」。
嬉しい程の危険さ。
危険と呼べる程の嬉しさ。














海岸線を走る。

ガソリンスタンドが。
パチンコ屋が。
コンビニエンスストアが。
ラーメン屋が。
カラオケ屋が。

何もかもが用を成す事無く、潰れている。
その中で光り輝く、火力発電所。
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途方も無い大きさ。
この筒の中を、
通ってくるのは、
一体何なのか?

石炭とか、ガスとか、
そんなではなくて、
何かもっと。

自分の必要とする、
計り知るレベル、
そんなモノではなく、
何か人類の英知の、
・・・だと良いね!


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まぁ知り得ようが知り得まいが、
排気塔はとてもとても、
手の届かない様な高さを示し、
自分の議決権を拒否する。

貴様が何と言おうと、
どんな道理を振り翳そうと、
其処に居る、と。

そんな存在に拒否感を感じながらも、
同時に魅力も感じる畜生加減。









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海沿いの道の頼り無さ。
地元の人が必要とし、
そして自分が通りたいと願うこの道も、
それだけでは存在し得ない。

もっと大きな、
もっと多くの、
民意が無ければ、有り得ない。

そんなのが民意なのだとするなら、
民意ってのはチョットした、
いじめっ子みたいな存在かもしれない。
子供にとっての、押しても押せぬ力。


なんて軽口想いながら、海を左に行く。




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ひしゃげたトラックの残滓物の、
その隙間から光を求める雑草。

光在る場所が活き、
光当たらぬ場所は萎びる。

応援と言うほどでは無いけれど、
まぁ出来る範囲で尽力せいよ、
と、意思があるなら尊重する、
そんな意思を此方も示してみたり。












田舎へ行くと、人は時に意思の侭為らん事を、
いや、意思の侭なるという妄想を持っている事を、
見せ付けられる感がある。

人は生かされている、と言う事を、
観念的ではなく、ほぼ暴力として、押し付けられる。

c0189724_048616.jpg

この景観を見ると、この土地を愛する人の気持ちは分かる。
それと同時に、その危うさも分かってしまう。

自分は、この様な景観が好きだ。
しかし、その稀有な事の悲しさと言うのは・・・、
今の喜びへと、とても転化出来たモノではなく、
ただジンワリと見つめる今の時間を愛でる以外に無い。



勿論、それを阻害する一翼を担う己を呪いながら。
by kaleidocycle | 2009-05-02 00:55 | 無駄
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空井戸サイクル
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